コンニチハ。デコぬりえ講師.デコぬりえ考案者のyunです。
。。。6月に入り.ふと.哀しいな。と思うことがありました。
「デコぬりえ」が.年々.広まってきているせいか。。。嬉しいことに「デコぬりえ本を出したいので協力して下さい」的なお問い合わせをいただくことが.一昨年.去年.今年と.年々.多くなってきております。
そのほとんどが『今話題の「デコぬりえ」と.もうすでに有名な作家さんの絵をコラボさせて.ヒット商品を産みたい』と言った内容の.ぬりえ本発売のお問い合わせ&ご相談です。
お問い合わせをいただく度に「『デコぬりえ考案者・yun』といった.コピーライトを一行載せていただけるなら.ご協力します。」とお答えしているのですが。。。なぜか.その旨お伝えした時点で.まるで手のひらを返した様に.「このお話はなかったことにして欲しい。」ということになるか.あるいは.依頼してくださった担当者が音信不通になる。ということがおこります。
別に.高額な金銭的なことを要求をしているわけではありませんし「『デコぬりえ考案者・yun』といった、コピーライトを一行載せてください。」と.普通の事を言っているだけなのですが。。。一体何故???と.いつも疑問です。(コピーライト入れてほしい理由は.デコぬりえは私が考案しなければ.今現在.この世になかったものですし.5年かけて.一生懸命考案してきたものだからです。)
そして.近々.そういった経緯でワタシの存在を抜いた状態でデコぬりえ本が.出版されることを。。。NET上で発見し知りました。使われる絵の作家さんは大好きな方ですし.デコぬりえ本自体が出るのは嬉しいことなのですが.やはり素直に喜べませんでした。担当の方とは.直接やりとりしましたので.当然.「デコぬりえ」はyunという作家が考案して.「デコぬりえ」という手法の名前は.ぬりえ美術館の館長さんが妙名し.約3年間.ぬりえ美術館の教室で教えていることはご存知のはずですが.結局.考案者やぬりえ美術館さんのコピーライトやクレジットは掲載しない状態で「デコぬりえ」をいう商品名を使い.出版されてしまう訳です。商品説明の文面もそっくりな内容です。(←書きかえられてます。6月末現在)
結局まだ.出版の世界では.作家の地位は低く.存在も軽く扱われているのだなぁ。。。と.とても.残念に哀しく思いました。
ワタシ自身は.『ぬりえ人気をもう一度復活させたい』という想いから.誰にも頼らず.自分の多くの時間を使い.労力やお金も使い.地味に.コツコツ「デコぬりえ」のアイデアや手法を考案してきました。
その自分で考えた.オリジナルの手法を使って.ぬりえ美術館さんのお教室などで指導し.生徒さんや館長さん達から好評を得.館長さんには.手法に「デコぬりえ」という名前もつけていただきました。「デコぬりえ」は.小学館さんの「きいちのぬりえ」でも取り上げられBOOKPEOPLEでも紹介されております。
そんな(yun考案.「ぬりえ美術館・おとなのぬりえサロン」生まれの)「デコぬりえ」が.TVや雑誌や新聞やラジオ等の取材にもきていただけるようになり.世の中でだんだん話題になり.注目していただけるようになり.本当に.とても光栄でしたし嬉しいのですが。。。そのように.「デコぬりえ」が成長.発展してきた経緯は載せていただけない状態で。。。今まで.全くご縁のなかった方に.長年.苦労して考えてきたアイデアだけを吸い取られて.ビジネスに使われていってしまうような事がおきてしまうのは.ワタシのような作家にとっては.とても哀しく辛い事です。そして.デコぬりえに全く関係のない(一度もデコぬりえを体験していない)方(会社)が.さも.デコぬりえの第一人者のような顔をして.平然とハウツー付きのデコぬりえ本を制作販売してしまうなどと、、、そういう事が出来てしまう(世の中で.まかり通ってしまう)などということは、、、心底不思議です。
出版社さんは出版してビジネスをすることが本業なのだと思いますが.作家は.作品を生み出すことが本業なので.出版社さんが.作家の領分まで奪ってしまうのはどうかと思います。作家にとっては.自分のしてきた仕事(創作活動)に対して.コピーライトを載せていただくことは.作家の命.とても重要なことだと考えております。